石井桃子「家と庭と犬とねこ」
母に勧めてもらい、読了。
1907年に浦和で生まれ、
終戦直前に宮城で百姓を始めた石井さん。
子どもの頃の記憶や
東京と山を行ったり来たりの生活を
飾らない正直な文で綴っている。
心の柔らかいところを
そっと起こしてくれるような、
そんな本だった。
「『空気のせいだ』と、私は、すかすか息をすってみて思いました。『ふるさとは、空の味まであまい』私は、だれかに手紙でも書くようにそう思ったのです。」
荻窪に「かつら文庫」なるものがあるらしい。
昔、「文庫」という場所に通っていたことを思い出した。
http://ashogaki.hatenablog.com/entry/2019/03/11/005915
http://ashogaki.hatenablog.com/entry/2019/04/02/001455