辺見庸「1★9★3★7 (イクミナ) 」
きつかった。何度も本を閉じたくなった。筆者の容赦ない問い。命を削って書かれた文。生半可な気持ちでは読み通せない。読者も身を切られる。でも、読まなければならない。あまりに無知な自分を恥じる。鉛を飲んだような読後感。きつかった。ものすごい本だった。
「きみはおかしいとおもわないか。おかしいとおもわないのなら、しかたがない。ぼくはとてもおかしいとおもう。」
きつかった。何度も本を閉じたくなった。筆者の容赦ない問い。命を削って書かれた文。生半可な気持ちでは読み通せない。読者も身を切られる。でも、読まなければならない。あまりに無知な自分を恥じる。鉛を飲んだような読後感。きつかった。ものすごい本だった。
「きみはおかしいとおもわないか。おかしいとおもわないのなら、しかたがない。ぼくはとてもおかしいとおもう。」