茶、美、くらし

お茶と食事 余珀 店主。お茶、日本の美、理想のくらしを探求中

「ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad)」

岩手一関のジャズ喫茶ベイシーのドキュメンタリー映画。一関には父の実家がある。ベイシーは有名で前から存在は知っていた。


弟は来訪経験があり、その感想を「爆音でライブハウスみたいだった」と語る。オーダーも指をさして取る形だったらしい。音の大きさにも菅原さんのこだわりがあるとこの映画を観ると分かる。


ライブになかなか行くことができない今、映画館で音を全身で聴くという体験そのものにまず感動。音に揺さぶられるなんて久しぶり。


マスターの菅原さんをはじめ、出てくる方々の言葉が一つひとつ心に残る。話し方のイントネーション、ちらっと映る一関市内の風景や中尊寺が懐かしい。たぶん毛越寺の庭園も映っていたように思う。


50年という時間の重み。音を再現するということ。ベイシーをベイシーたらしめているもの。菅原さんの矜恃。格好良かったなぁ。ありがとうございました。


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